2024年12月17日

「一昨日・F F W 第五福竜丸 夜のファミリーワークショップ」

近所の夜のファミレスにて。
窓越しに見える隣の女の子が可愛いので、第五福竜丸の絵に重ねるように似顔絵を描いていたら、じいーっと 少女が一人、私の絵を描く姿を凝視していました。(こんな時、大抵興味を示すのは女の子です)ホラ、と見せるとキャッキャと喜んでくれます。手前に座る女の子も描くと、わぁって笑って、ニコニコして、窓をたたいて喜んでいました。しばらくして、「孫がどうしても見たいと言うので、近くで絵を見せてもらえませんか」と二人のお孫さんとおじいさんお孫さんたちがわざわざ、あちらのテーブルから私たちのテーブル前にお見え。「わたし、絵が好きなの。」「なんで、船たくさんなの。今かいたの。ここに⚪︎に見える。⚪が見えるよ。すごいね。」「第五福竜丸っていう、船を描いているんだよ」説明し始めると、おじいさんは、うなずいています。「ああ、そうでしたか」そのエコバッグは差し上げ、ご家族は喜んでくれました。まるでファミレスファミリー・ワークショップのような夜の出来事でした。
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posted by 若菜 at 08:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月01日

第五福竜丸展示館に来週土日12月7.8日は在館します

12.1日 日曜日

鎌倉からお越しいただいたみなさまとのお写真から、川口さんにご紹介頂いた恵泉女学園大学皆様、市田さんのお声かけにより青山学院大学の学芸員資格をとる方たち、また、私の絵を見たいと企画頂いたとある団体の方がお越しの日曜日でした。今日は印象的な団体の中の代表である女性の言葉と、今日は金屏風の説明もしましたのでご紹介致します。実り多き日でした。また、来週土日12月7.8日は在館します。

あなたの未来へのメッセージ、ひしと受け止め感じました。人はこのような核世界の中で、どういう思いをかかげて生きていけばいいのか、その方向性をいただけたような気がします。このような戦争世界の中にいて、どういう風に生きゆくか、それは一人ひとり、違うメッセージとして受け止め得る、それが今、一番必要なのではないかと思えた。若い貴女が描き出してくれて、とても嬉しい。あなたの絵が、ここで見たくて私はずっと計画して来た。みんなを連れてきた。世界中に広がっていって欲しい。今、人はこういう絵を見たがっている。とても感動しました。アートが継承してゆける可能性を見つけた気がしました。」

「金屏風の部屋は、第五福竜丸以外にもたくさんの船がビキニ事件で被災した、被爆したと言う思いで描きました。金屏風には、放射能だらけの空間という意味を込めて選びました。お雛様の金屏風に描いています。背後には女の子の節句、私は船は女性的だと感じているからです。

胡粉と墨の匂い、五感で匂いを含め、感じて欲しいです。死の灰は、サンゴ礁に放射性降下物が付着したもので、私が使う日本画の胡粉は、牡蠣の貝殻を粉砕し、それを動物の骨や皮を煮た膠で定着したものです。金泥や金箔は、放射性物質の表しています。この金屏風と言うギラギラと光る世界をまま、人はその手でままならないものをつくってしまった、それを多様に光る金屏風に描き、今あるように生々しく感じてもらえたらと思います。黄金色と言う黒に対しての補色に対し船を縁取る黒線が際立つように、そこにあるんだという存在感を、第5福竜丸以外の船もたくさんここにいたんだと言う叫びも、この部屋で聞いてほしいです。船は、その後苦しみ苦しみ続けている漁師さんたちの叫び、その隠喩でもあります。」
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posted by 若菜 at 21:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月30日

第五福竜丸展示館に明日も在館します

11.30.土曜日

午前中は、地元から、横浜から、多摩から、栃木から茨城から、遠方含めわざわざお運び頂ける方が多く嬉しく在館しました。福島応援隊の方とお写真を。

午後は、市田さんにお呼び頂いている中央大学の生徒さんがお見え。じっとご覧いただいている生徒さんに、どの絵が1番好きでしたかと声をかけると、僕はこの絵が1番好きです。その絵「刻の川 揺」の前で話は始まりました。的に感情に入ってくると言う経験は初めてでした。こういうテーマでペガサスを持ってくると言う事は、命のオブジェを持ってくると言う事、ホントに凄いと思いました。命の重みとを視覚的に感じることができると言うことを実感しました。文学よりも違う見方ができること、視覚効果の可能性をやぶいているところ、穴さえも見ることができると言うことが、視覚の向こう側まで見えてすごく良かったです。宇宙銀河鉄道の夜のような、電車が見え、赤い建物は何か駅に見えるんです。そのような生命の赤に見えた気がしました。」

私が描いたことを伝えると「えっ本人!」と驚いていて面白かったです。

また、朝は、TBSラジオ「まとめて!土曜日」内の「人権TODAY」(朝8時20分頃〜)。11月30日は「ビキニ水爆実験から70年。都立第五福竜丸展示館で開催中の、様々な『いのちの姿』を描いた山内若菜展」についてTBSラジオ・崎山敏也(@sakiyamatoshiya)記者の取材報告が紹介されました。お聴き頂いた方、ありがとうございました。

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posted by 若菜 at 20:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする