2024年12月01日

第五福竜丸展示館に来週土日12月7.8日は在館します

12.1日 日曜日

鎌倉からお越しいただいたみなさまとのお写真から、川口さんにご紹介頂いた恵泉女学園大学皆様、市田さんのお声かけにより青山学院大学の学芸員資格をとる方たち、また、私の絵を見たいと企画頂いたとある団体の方がお越しの日曜日でした。今日は印象的な団体の中の代表である女性の言葉と、今日は金屏風の説明もしましたのでご紹介致します。実り多き日でした。また、来週土日12月7.8日は在館します。

あなたの未来へのメッセージ、ひしと受け止め感じました。人はこのような核世界の中で、どういう思いをかかげて生きていけばいいのか、その方向性をいただけたような気がします。このような戦争世界の中にいて、どういう風に生きゆくか、それは一人ひとり、違うメッセージとして受け止め得る、それが今、一番必要なのではないかと思えた。若い貴女が描き出してくれて、とても嬉しい。あなたの絵が、ここで見たくて私はずっと計画して来た。みんなを連れてきた。世界中に広がっていって欲しい。今、人はこういう絵を見たがっている。とても感動しました。アートが継承してゆける可能性を見つけた気がしました。」

「金屏風の部屋は、第五福竜丸以外にもたくさんの船がビキニ事件で被災した、被爆したと言う思いで描きました。金屏風には、放射能だらけの空間という意味を込めて選びました。お雛様の金屏風に描いています。背後には女の子の節句、私は船は女性的だと感じているからです。

胡粉と墨の匂い、五感で匂いを含め、感じて欲しいです。死の灰は、サンゴ礁に放射性降下物が付着したもので、私が使う日本画の胡粉は、牡蠣の貝殻を粉砕し、それを動物の骨や皮を煮た膠で定着したものです。金泥や金箔は、放射性物質の表しています。この金屏風と言うギラギラと光る世界をまま、人はその手でままならないものをつくってしまった、それを多様に光る金屏風に描き、今あるように生々しく感じてもらえたらと思います。黄金色と言う黒に対しての補色に対し船を縁取る黒線が際立つように、そこにあるんだという存在感を、第5福竜丸以外の船もたくさんここにいたんだと言う叫びも、この部屋で聞いてほしいです。船は、その後苦しみ苦しみ続けている漁師さんたちの叫び、その隠喩でもあります。」
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posted by 若菜 at 21:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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