2024年11月30日

第五福竜丸展示館に明日も在館します

11.30.土曜日

午前中は、地元から、横浜から、多摩から、栃木から茨城から、遠方含めわざわざお運び頂ける方が多く嬉しく在館しました。福島応援隊の方とお写真を。

午後は、市田さんにお呼び頂いている中央大学の生徒さんがお見え。じっとご覧いただいている生徒さんに、どの絵が1番好きでしたかと声をかけると、僕はこの絵が1番好きです。その絵「刻の川 揺」の前で話は始まりました。的に感情に入ってくると言う経験は初めてでした。こういうテーマでペガサスを持ってくると言う事は、命のオブジェを持ってくると言う事、ホントに凄いと思いました。命の重みとを視覚的に感じることができると言うことを実感しました。文学よりも違う見方ができること、視覚効果の可能性をやぶいているところ、穴さえも見ることができると言うことが、視覚の向こう側まで見えてすごく良かったです。宇宙銀河鉄道の夜のような、電車が見え、赤い建物は何か駅に見えるんです。そのような生命の赤に見えた気がしました。」

私が描いたことを伝えると「えっ本人!」と驚いていて面白かったです。

また、朝は、TBSラジオ「まとめて!土曜日」内の「人権TODAY」(朝8時20分頃〜)。11月30日は「ビキニ水爆実験から70年。都立第五福竜丸展示館で開催中の、様々な『いのちの姿』を描いた山内若菜展」についてTBSラジオ・崎山敏也(@sakiyamatoshiya)記者の取材報告が紹介されました。お聴き頂いた方、ありがとうございました。

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posted by 若菜 at 20:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月28日

京都広島眼差し物語

11.28日木曜日

朝から、京都から高校生が第五福竜丸展示館にお越しでした。みんなで修学旅行先はここが良いと決めたらしいです。絵のトーク後も、金屏風の部屋も真剣にご覧いただきました。ひとり、時間をかけ観てくれている高校生がいてました。「深いです・・福島であり、広島である。広島の絵なのに、福島の草の中の家にも見えてきました。京都と言えないくらいの田舎の京都から来ました。」と感想頂きました。

静岡から、絵を観に来たという、大石さんの妹さんたち・お二人がお見え。来年の展示を企画しているとの事、たくさんのミカンを持ってお運び頂きました。舞い込んで静岡からの季節風が吹いたようでした。

昼からは、金屏風を海外の会議に持って行く計画を思いついた、国際平和学を学ぶ学生もお見えでした。1時間以上作品移動や他、話し合う。英語テキストにして、アプローチしてくれるとの事。京都から学生も撮影していました。

2時頃から、広島大学で学ぶ松永さんのゼミ生さんと院生さんがお見え。二人と、真剣に語り合う。文学と絵画の類似性、多義性について他、絵をじっくりご覧頂ける、言葉のやりとり溢れる対話の時間が続きました。カプセルホテルでもその前も一睡も出来ず、時折ふわふわしていたのですが、若い眼差しに夢心地になりつつ真剣なお二人の発見を2時間スペシャルで頂きました。

優しい眼差し。研究者の眼差し。濁りなき白目を持つ、感性が研ぎ澄まされてゆく・・私がそんな感覚を頂けているようで、そんな時代が、かつて私にもあった事を振り返り、じっと絵を見る。そんな日でした。
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posted by 若菜 at 17:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月26日

講演会のご案内

美術後援会事務局 Mさんより講演会の23日の御礼文章が届きました。ジーンと、言語化が有難いです。ご紹介させて貰いつつ、ホームページに講演会のご案内(料金もありますがご相談受付ます)をつくりました。お気軽にご相談くださいませ。


 「投影された作品の一つ一つに、力を込めて語られた言葉の一つ一つが心に響き、作品を通して、ここまでの思想と願いを訴え続けていることに驚くとともに、作品(絵画)の持つ「ちから」を信じて自己を見つめ、社会を見つめている姿に
感動しました。
画家と社会変革の両輪の中で、幾多の悩み、苦しみも消せないことと思いますが、
「ひと」との共感の広がりを力に更なる挑戦に期待しております。
参加者からは大変好評だった感想がいっぱい寄せられております。少しでもその力になれる機会が持てますよう、今後ともよろしくお願いいたします。感謝です。」

posted by 若菜 at 09:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする