2023年10月29日

団結まつりで一日展示。

10.29日

団結まつりで一日展示。ギャラリートークは集会場の壇上でした。Tシャツやカレンダーを販売。移動型展示、穴から入る光をみてもらう展示でした。会場でご覧頂いていた方から「亀裂から入る光が、絵の疵痕が、ぐっときた。涙出そうになった」そんな感想も頂きました。風が強く、ブースでの展示は諦めましたが、多くの方に「活躍見てるよ。」「天井画も見に行ったよ」など、たくさんの激励を頂きました。バーチャルな世界と違う、実際会って顔を見て東京で絵を見てもらえる機会は、本当に有難く嬉しかったです。

帰り際、ゲストの沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表である具志堅隆松さんを描いた似顔絵エコバッグをプレゼント。絵を電車で辻堂から亀戸まで運ぶのはとても大変でしたが、絵をみんなに見せてしまえる、空間にある絵によって、普段絵を見ない方々にもアピール出来る時間は、かけがえのない感じもありました。

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posted by 若菜 at 18:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月17日

職業講演会「画家」山内若菜 は成り立つのか

11月前半に、藤沢の中学校で、絵を展示しながら、職業講演会をする予定です。私の画家としての職業選択、具体的にどのような仕事なのか、画家として伝えたいこと、中学生にしておいた方が良いことなどを伝えます。

はじまりは、H先生の息子さんの宿題でした。こんな質問にお応えし、講演会が決まりました。

1 画家になろうと思ったのはなぜですか?

小学生の頃から、「自由な画家」になりたいと思っていました。文集にも書きました。絵を描く事が好きでしたし、働かされ、縛られるような感覚ではない、自由な生き方の職業を選びたいと思ったからです。

2 具体的にどのようなことをしているのですか?

東京や地元の自分の常設展示ギャラリーが片瀬山にあるので、一年に4.5回個展をし、お客様に絵を観てもらいます。9mや15mの長さなど、とくに大きいものは、見る人にメッセージをとどけたり、その人だけの物語をつくって貰えたり、絵と対話して貰えたりしています。また、小さい絵を購入したりします。
時にはイベントをします。ギャラリートークでは絵と一緒に言葉で解説し、誰かの生き方を変える事もあります。

本の挿絵や表紙絵、新聞の連載小説の挿絵、映画を絵画にする、映画のパンフレットを描くなど、誰かの創作した作品を絵にする、コラボするような仕事もします。

3 絵画にどのような工夫をしていますか?

「和紙をちぎって、絵自体が生き物のように有機的にしたり、穴をあけて、自分の奨学金貧乏であり、氷河期世代である私の派遣人生や、ブラック企業時代にあいた心身の穴をふくめ、表現したりしています。子どもを産みたくない心の穴にも向き合うように、自分の人生の傷と、福島や広島、長崎や沖縄、新潟など、傷つけられた方を取材し、自分の絵、そのもの自体と重ねあうように、けれども負けない、希望はあると光を探すように、絵と向き合って、工夫して作品をつくっています。

三次元を二次元にする魔法をかけている事を自覚し、絵の向こうがわに見た方が行けるような工夫をしています。毎日描き、模索し、発見する仕事です。」

今朝、私の常設ギャラリーエスポアールを、プラスα、藤沢市の中学生の職業体験の展示会場にしてもらえたらいいなと思いつきました。

ところで、最近は2024年カレンダー制作に追われていました。今年は4種類作りました。絵は売れないので、カレンダーを売って生きています・・なんて、正直に言ってはいけないと原稿を書き直しつつ。「完売画家」を拝読、違う立場の画家についても学びつつ。職業 画家・・絵描きなら言えるけど、「画家」って、なんだか気がひけるのでした。



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posted by 若菜 at 22:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月13日

NO WAR と YES PEACEのポスター フリー画像

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本日、下記の小さな物語があり、NO WAR   と YES PEACEのポスターを作りたくなりました。
ご自由にお使いください。 

「10月13日金曜日のネズミ物語」

プロローグ

ー築47年 傾いた我が家にネズミ出没ー

3日前、音がうるさいということで屋根裏へ侵入。ぐらっときて足をのせてしまった天井が抜けてしまい、下へ落下しそうに。「まままずい。絵が描けなくなる」と瞬間的によぎるのでした。

13日の金曜日である本日。忍者式に天井の柱を這うようにして探してゆくと・・いました。設置したネズミ捕り粘着シートに、カメムシと共にへばりついて、ネズミは亡くなっていました。カリカリと見えないところで毎晩家を蝕んでいたネズミ。発見したのでした。
新聞紙にくるみ、ビニール袋に入れました。本日燃えるゴミの日に、彼は収集車で運ばれてゆきました。

エピローグ

この世界も、見えないところで蝕んでいる黒い商人がいる。戦争でもうける今の仕組みを、粘着シートで獲るような、猫の知恵も借りながら、NO WARのルール作りが出来たらと重なりました。落下直前は絵の事しか考えていないって絵馬鹿だと感じつつ、ネズミさんの命を拝みつつ、ホラーな金曜日は暮れてゆきます。



posted by 若菜 at 16:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする