地元の写真家、相澤演義さんに個展会場の写真を撮ってもらいました。す、すごい!と思わず叫んでしまいました。〈写真が…〉
2018年05月25日
2018年05月23日
最終日6日目19日
5月19日、搬出が終わり帰路でした…と書きながら寝落ちしてしまいました。20日の朝です。
個展にお越し頂いた方々、FBに載せて頂いたりご覧頂いた方々、昨日もご来場くださった方へ、本当にどうもありがとうございました。昨日だけ感想がメモできませんでした。でもずっと感想を頂き、思いはあふれるばかりです。あの空間ではたくさんの糧を頂きました。
今まで。会場にいることが私は出来ていなかった。中学生の意見は1日で凝縮してたくさんの意見が聞けたから入ってきやすかった。
本当は絵を、場で、みてくれた人の意見はとても大切で、大人や子どもの枠なく意見を幅広くきき、中には私にすっと入る感じもあり、それを大切にしたいし、ずっとしてこなかった事を悔やみました。見た方と一緒に体感し変化する、そんな絵なのだということにも気づいた今週でした。今回、会場に以前に比べずっといることができ、改めてそうだったんだな…とポワポワ回想しています。極東美術館での、わさわさした感じを思い返し似ているな…とも思います。わたし色、線に埋めつくされた幸せ空間。でももう、さよなら空間、さよならロシア…と、四國光さんともお話できた事もあり最後は同じように寂しくなりながら、さよなら中和…そんな昨日でした。
ただ今回はすぐ福島県のGOG、ギャラリー・オフグリッドにて7月30日から9月28日までの展示が決まっていて、お盆休みの夏休みは福島の会場におります。岡村幸宣さんとの対談も8月25日か26日のどちらかに決まっていて、この次の週末は福島の会場にて、個展の打ち合わせが決まっています。図面では、迷路みたいな反芻を、人を含め動物の身体の内部を旅する展示にしたいと思っております。あとは会場を見て決めたいです。
個展の展示は終わりましたが、今日、日曜は銀座アートホールにて、実在派展会場にて昼から5時までおります。休みがないので身体が不安でしたが後半今は、皆様から頂いたエネルギーがほとばしり健康です。はやく絵が描きたいです。
頂いた感想は大切にあたためてこれからも描き進めていきます。本当に夢みたいな一週間でした。私が在廊していなかったり失礼な事をしてしまったり、配慮が足りなくてお話できなかったりした方々へ、大変申し訳ございませんでした。
さよならありがとう、中和ギャラリー。
皆さま、本当にどうもありがとうございました。
山内若菜個展5日目の18日
5日目の18日です。明日はもう最終日だという事が信じがたく、もっと展示していたい気持ちです。まずは本日ご来場くださいました皆さま、本当にありがとうございました。今日頂きました感想の一部を記述させて頂きます。
「皺がいい。皺が生のリアルな感じを表している。牛のミイラ化したへばりついた死体、あばら骨みたいに表面マチエールが見える。神経の亀裂のような紙の亀裂に心が入る事ができる。羊の帽子で行進したヨーゼフ・ボイスを思い出すヤンバルクイナ。ベルリン。」
「ピュアな魂。入ってすぐに、よだかの星を思った。宇宙みたいだと思った。」
「暗闇への畏怖。ラスコーの壁画のような世界と繋がりたい行為のよう。この絵を第五福竜丸の周りをグルリと囲むのもありかもしれない」
「オリンピック開催に合わせ、この被曝の実際の絵を外国の方にみてもらおう企画をしたらどうか。グループでも何でも、そりゃオリンピックは反対だけど、やるからにはもう、そんな反対運動に通じる動きがあっても良くないか。」
「生きてる。というメッセージ。
年輪のような中を、生きるんだ!とほとばしる、生き物の生きている感がすごい。ペガサスはそう叫んでいるのか」
「これは、ガマ?」
「ここにいると心地よい。水平線がある。」
「時を感じる。今の時を、未来からみた
福島の絵みたい。でも高江でもあるみたい。美しい森が壊される風景。ビリビリした。ビリビリ。洞窟感。」
「入口が地球みたいに緩やかな地球線ではじまるのも良い。地球に包まれている感がする。」
「明るいものを描けるのは、暗闇を見た人。」
「絵など描いていられない。そういう作家が多かった。でものめりこんで病まないように。」
「神話みたい。」
皺と地平に視線が集まった本日でした。ライトを微妙に落としました。