2016年10月21日

「作業服を着た温かな背中」」今回関久雄氏のスタディツアー記、完

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「作業服を着た温かな背中」
今回関久雄氏のスタディツアーに参加して絵を描いてきて。

生きものって温かいんだなぁと。「命があるって体温がある」という事に、今週末の2、3日で実感してきました。描いてきて、そうか、とわかってきて、いつもの順序あべこべ傾向です。すぐそばの高汚染地を除染し続ける仕事をする人も、除染作業する方々ばかりな一帯の様子、車はそのバスなどで渋滞する異世界で妙な夕方も、近づいてみば家族があり個性もある一人の人から始まる。お金にならない牛も馬も、生かす牧場主も、温かいその暖色の光を発していたんだなと。私はまた福島の牧場、様々な場へ行き、その大地を大きな大地のような紙に刻みたい。この世界の牧場、女体を思わせる大地、あたたかくて強い命の叫び。

これで、関久雄さんと参加者みなさんと行ったスタディツアーを辿る体験文と絵を一旦終わります。が、この時の絵はまだたくさん、これからもずっと出てくると思います。私は今回、スタディツアーは2回目でした行った場所もありましたが、絵を描く!と思った視線がものは、全く違う光を発していました。テーマ自体、私の牧場は、私の生き方。見方そのものなのではないかしら。お話を伺ったYさんご夫婦、お世話になりました皆さま、参加者様みなさまや、つたない記を見て頂きました方々にお礼を。本当にどうもありがとうございました。


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「関久雄氏のオーラ」

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「ペガサスになった子牛」
posted by 若菜 at 12:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

温かいY氏の肖像、先生もなの

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「温かいY氏の肖像」

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「先生もなの」

無理を言い、頼んだ結果Y氏に直接、関さんを通じてお話してもらえることになりました。
福島県に住むYさんは事故後、バセドー氏病を患い、今治療中です。
子どもだけでなく、大人の甲状腺ガンや橋本病も増えているそうです。
病院に行ったら脈拍が120か130でそのとき、異常な状態、発見が遅れていたら亡くなっていたといいます。

Y氏のだんなさん、Wさんは昨年、甲状腺ガンで手術したと教えてくれました。
福島県内の高校教師のWさんは、女生徒が首にシールを貼っているのを見て
「先生も手術したんだ」と話すと、甲状腺ガンの手術をしたと話してくれたといいます。
薬は飲んでいるのか聞くと、「わからない」医師の説明がないのか、ともかく本人は理解していなかったらしいです。
Wさんは、高校の中で女生徒二人は甲状腺ガンで手術した跡があると、医者の言いなりになっていないか心配です。
甲状腺腫瘍は手術して腫瘍を取り出し、切ってみないと良性、悪性かわからない。首の周りには神経がたくさんあり全身麻酔が必要で、痛くて苦しい手術だと。

「先生も手術したんだ」

「え、先生もなの」

という生徒と教師の会話だったと教えてくれました。こんな会話が、チェルノブイリやベラルーシでなく、そんなに線量が高くない場所の福島で最近あったということは衝撃でした。ただ、神奈川や東京、千葉など身近にホットスポットはあり、自宅前には汚染物質が集積された辻堂の浄水センターがある。土のセシウム量も高いところもある辻堂。何年後には地元で起きるかもわからない、神奈川県から避難する人もいる今、何が身体に作用するかわからないそんな今なんだとモンモンとしながら絵を描いていました。

posted by 若菜 at 12:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする