2015年12月22日

生まれる

飯館村の細川さんは、自然交配で繁殖させてきた。自然の力で増やしていく事に力を入れ、妊娠を目を細めていまだに喜んでいた。死ばかりより、もとの生活のまま、「生まれる」が見たいのだろう。ピンクの作業着を着て「死んでる。馬が死んでる」と声荒げに言う。山に向かう。そこには若いアジサイが死んでいた。フレコンバッグが帰り道の風景を覆い、画がシャットダウンされる黒に沈む日を大きな絵にする。現実を受け入れ闘うのとは違うかもしれないけれど、そのピンクを、カウボーイハットの下のハチマキを残していく。
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二つの牧場、二人の牧場主


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私が描く二つの牧場、二人の牧場主は、全ての面でと言って良いくらい全然違う。違うけど、どうしても絵の中に二人が必要だと思えるのです。色々な立場、色々な考え、顔の向きある中。私が住む神奈川県の原発が、たとえば横須賀原子力空母が大爆発したら同じように棄民されるだろうし、今も神奈川から大阪沖縄に避難している人が実際いる。私含め、叫びをあげ牙をむける先は同じなのではと。それぞれの大切な歴史や思い、事実には答えがわからない混沌さがあり、叫び、手探りしながら辿りつく先に私自身が見たい絵が待っているのではと思いながら、手が自然に二人の牧場主を出していました。隣同士無意識に。誰の絵でもない、私の絵なんだと、消さないで今日はドアを閉めました。
posted by 若菜 at 06:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする