2015年12月09日

飯館村の細川さん宅の夜

細川さん宅に泊まった夜、飯館村がどんなに幸せで楽しかったか知ることになった。事故前、日本全国ダーツの旅というテレビ番組に出た細川さんは、村中が顔見知りで幸せそうな中で笑っていた。映像の中だけ、今はない飯館村の様子がそこにはあった。テレビに向かって陽気な細川さんがいう。
「1番気の荒い馬は、サラブレッドです。わたすら業界のものは山本リンダと呼んでいます。」‥え、何故ですか?「どうにも止まらない」
ピンクの作業服を着て。何故ですか?今度は私が聞く。「赤は赤字になっちゃうからね。」柵もピンクにただ今も塗り途中。馬に芸を仕込み、みんなを喜ばせようといつも細川さん。貴女が描きたいって言うから来たよなんてナンパ風にニコ。そんな細川さんという個人が好きで、その姿を描き、気が進まないけれど明日は大きな絵に貼り汚そうとしていく。今の絵にする。臼石は居住制限区域、現在は泊まってもいけないところになっている。家があるのに家の灯りはどこも灯されていない、細川さんちの灯りだけの夜。

あんな良い村をフレコンバッグの山にした。細川さんを暗くした。この罪の重さ、闇の黒さははかりしれない。
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posted by 若菜 at 05:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする