平塚市美術館「びじゅつかんであそぼ」最終日は、12時から17時まで、参加者みなさまの様子を盗み見し、時にイラストを隠れ描きしていました。
クラフト紙と言う有色下地に、白を垂らしたり吹きかけたものを、自分の知っている〇〇に見立て、記号的な絵画を描き出す楽しもあるようでした。するとその絵の生きものは空間から出てくるように生命を持ってこちらを見ている…
見てみて!と親に描いた絵を見てもらう子。よく見られたのが全力疾走でバン!と絵に貼る子。子どもって走るの大好きなんですね。助走つけて、音たてて、ばしっと貼るっていう。絵も刺激を感じているようでした。
貼った後、大きな絵の中で「どれが私の絵か?」なぞなぞしてる友達どうしも。または親子で貼った絵を探す。肩車してもらえた子どもは、親が高いところに貼ってくれた自分の絵を見つけて喜ぶ。穴から出ているみたいと大きな絵の中での自分の絵の物語を見つける、
私の下地とみんなとのコラボレーション。皆さんの発想力には脱帽でしたが…子どもの絵って素晴らしいです。
平塚市美術館の周りを取材し、たくさんの負や豊かさの遺産を見つけ、戦争の傷痕を中でも描き出してきましたが、まず最初に毒ガスの跡地も消され、それらがどんどんみんなのエネルギーに隠され、見えなくされていく、上のほうには、平塚市美術館や恐竜と宇宙エレベーターだけが残っている…そのワークショップ作品であり、絵と言う身体にも現代がとても現れているようにも思いました。そしてそれが皆さんと共有できる。全部で1650人以上の方に参加して頂けたようですが、一人の心にぽわんと見つけた心が形になって色になって線になって豊かに広がっていく…そんな根源的な絵と言う存在の大きさを改めて感じました。
京都から新潟から、地元からはツアーも組んでくださり、たくさんの方に参加いただきました。そして知らない方々にも本当に多くの方に参加していただきました。一人一人がお礼を言えませんが、本当にありがとうございました。
無事今日搬出が終わりました。呼んでくださり、担当して頂いた平塚市美術館学芸員 安部沙耶香さんには感謝でいっぱいです。大きな「ダンボールには」絵を描かないなんて言っておいて、その次の日には和紙の大きな絵を描いている人でした。平塚市美術館のみなさま、参加頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
